ファーストリテ、純利益3割増=コスト削減で最高更新―23年9~11月期
ファーストリテイリングが11日発表した2023年9~11月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比26.7%増の1078億円となり、第1四半期として過去最高を更新した。海外事業が好調だったほか、発注の効率化などコスト削減が奏功した。
売上収益は13.2%増の8108億円、本業のもうけを示す営業利益は25.3%増の1466億円で、いずれも過去最高だった。
国内ユニクロ事業は、暖冬で秋冬商品が苦戦したものの、売れ行きや為替影響に応じた柔軟な発注手法などで利益率が改善。海外では北米が特に好調で、パンツやセーターなどが伸びた。中国でも11月はフリースなどの売れ行きが良かった。
24年8月期の連結業績予想に変更はない。