米ギャップ、世界で数百人追加削減へ=WSJ
【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)は25日、関係筋の話として、米カジュアル衣料品大手ギャップが世界で数百人規模の追加人員削減を行うと報じた。経営の機動性を高め、官僚主義的な要素を薄めるのが狙い。
WSJによれば、ギャップは昨年9月、経費を抑制するため主にニューヨーク、サンフランシスコの主要拠点で計約500人を削減したが、今回はそれを上回るという。国際調達部門で今月18日に対象者への通知を始めており、本社では今週開始する方針。
ギャップの2023年1月通期の売上高は前年比6%減。純損益は前年の黒字から赤字に転落した。
米企業の人員削減をめぐっては、メタ(旧フェイスブック)などIT大手が最近発表しているほか、この日は工業・事務製品大手スリーエムも約6000人の追加削減を明らかにした。