キリンビール、50年もの原酒使ったウイスキー発売=蒸留所の半世紀節目
キリンビールの堀口英樹社長は13日、東京都内で記者会見し、同社の「富士御殿場蒸溜所」(静岡県御殿場市)が1973年の製造開始から今年で50年の節目を迎えることから、当時から2010年代までの各世代の原酒を使用した「富士」ブランドの限定ウイスキーを5月に発売すると発表した。
堀口氏は会見で「御殿場蒸溜所の魅力を改めて発信し、ブランド力を高める」と強調。「富士」の国内外での売り上げ規模を、22年の約4億円から、30年までに10倍の約40億円に引き上げる方針を示した。
国産ウイスキーをめぐっては、サントリーも「山崎蒸溜所」(大阪府島本町)が今年で建設開始から100年を迎え、「山崎」の原酒をつかったハイボールなどを展開する。