我が家のそばにイトーヨーカドー食品館がオープンするようだ(続報)

千田 直哉 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア編集局 局長)
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 2011年5月18日のBLOGで既報の通り、12月1日、我が家のそばにイトーヨーカ堂(東京都/亀井淳社長)がイトーヨーカドー食品館高井戸店(以下、食品館高井戸店)を開業することになった(以下は、同社のプレスリリースから)。

 http://diamond-rm.net/articles/-/3603

 京王井の頭線「高井戸駅」から徒歩約 10 分、環八通り沿いの住宅立地だ。

 食品館高井戸店は、都市型小型スーパー事業の 1 号店「イトーヨーカドー食品館阿佐谷店」に続く、店舗面積 900 ㎡サイズの小型スーパー第 2 号店。「上質」「手軽さ」「少量・適量」「安全・安心」を基本コンセプトに、生鮮 3 品(青果、鮮魚、精肉)と惣菜、加工食品や生活雑貨など、購入頻度の高い商品に特化し、都市部での家庭内における食材需要を中心に取り込む。

 食品館高井戸店の特徴は、ひとつに「接客・対話重視の対面型売場」だ。「高井戸 kitchen(たかいどキッチン)」では、生鮮素材や調理品を中心に、本日のおすすめ商品を試食してもらいお客にメニューのヒントを提案。また、催事コーナーを常設し、地域の名産品や産地限定品等を中心にイベント性のある売場を展開する。

 もうひとつの特徴は、商品カテゴリーの垣根を越え、お客の購入シーンに合わせた売場づくりをしていることだ。酒類売場では、ナチュラルチーズや生ハムを一緒に販売。野菜ジュースやコーヒー飲料など、一般飲料(常 温)とチルド飲料を冷蔵ケースで展開。和風調理品コーナーでは、佃煮・煮豆(日配品)と煮物(和風惣菜)を集約。さらにはカットサラダ(青果)とサラダ(惣菜)等、サラダ関連商品を一緒の売場で展開する。

 3つめの特徴は、商圏ニーズに対応したこだわりの上質商品を揃えていることである。

 たとえば、青果では、徳島県産「なると金時」や鹿児島県産「安納芋」、埼玉県いるま野地区の里芋、静岡県産「アメーラとまと」(フルーツトマト)、また、旬の果実として愛媛西宇和地区の「日の丸みかん」や長野県産「サンふじりんご」、静岡県産の「マスクメロン」を品揃え。

 鮮魚では、国内養殖による生本まぐろや、北海道産の天然鮭をはじめ、北海道虎杖浜(こじょうはま)加工のたらこ、かねふくの明太子、札幌丸加水産の漬魚、京都やま六の西京漬等を。精肉では、松阪牛や東京ブランドの豚肉「TOKYO- X」や、ドイツハンブルグ地方の人気の老舗「ハライコソーセージ」を揃えるという。

 また、東京代官山の人気のベーカリー「代官山シェリュイ」から、手作りのパンを毎日直送、店内で販売するという。

 店舗概要

 店舗名称: イトーヨーカドー食品館高井戸店

 所 在 地: 東京都杉並区宮前 2 丁目 1 番 16 号

 カサ・デ宮前 1 階

  ※京王井の頭線「高井戸駅」より徒歩 10 分

 電話番号: 03-3331-1311(代表)

 開店日時: 2011 年 12 月 1 日(木)午前 9 時

 営業時間: 午前 9 時~午後 9 時

 店 長: 青木 伸介(あおき のぶゆき)

 従業員数: 56 名(社員 15 名、パート 41 名)

 売場面積: 約 855 ㎡

 商圏設定: 店周辺半径 1km 圏内 約 4.4 万人、2.2 万世帯

記事執筆者

千田 直哉 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア 編集局 局長

東京都生まれ。1992年ダイヤモンド・フリードマン社(現:ダイヤモンド・リテイルメディア)入社。『チェーンストアエイジ』誌編集記者、『ゼネラルマーチャンダイザー』誌副編集長、『ダイヤモンド ホームセンター』誌編集長を経て、2008年、『チェーンストアエイジ』誌編集長就任。2015年、『ダイヤモンド・ドラッグストア』誌編集長(兼任)就任。2016年、編集局局長就任(現任)。現在に至る。
※2015年4月、『チェーンストアエイジ』誌は『ダイヤモンド・チェーンストア』誌に誌名を変更。

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