【三越伊勢丹HD】 結婚や介護で転居してもグループで雇用維持
三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、結婚や介護などで転居を余儀なくされた場合でも、本人の希望によりグループ内の他企業で雇用を維持する「グループ内継続雇用制度」を2016年4月から導入する。
転居先の通勤圏内にグループの企業や店舗がある場合、本人の希望と雇用先をマッチングし、転籍した上で働き続けることができるようにする。
対象者は三越伊勢丹HDと100%子会社で勤務する勤続1年以上で、かつ新会社雇用時に59歳までの社員。月給制契約社員と育児・介護による短時間勤務者も対象とする。転籍できる先は中核事業会社の三越伊勢丹と地方百貨店子会社など計27社。
三越伊勢丹HDでは16年4月から三越伊勢丹で月給制契約社員の初年度からの無期雇用化を始めるなど、従業員の雇用条件改善に取り組んでいる。社員の定着率を高めて接客サービスなどのレベル向上を図る狙いがある。