24年5月15日号 トライアル 小売大変革!

DCS5/15号 全国でスーパーセンターを主力フォーマットに店舗展開しながら、「リテールDXの実現」をめざしてデジタル活用によるサプライチェーンの効率化や顧客体験の向上を図ってきたトライアルホールディングス。

 ここ数年力を注いできた生鮮強化の取り組みが部門間連携という新たなフェーズに入りつつあるほか、SuCに小型店を加えたマルチフォーマットでの出店も本格化し、新規エリアを含め出店スピードも加速。リテールDXの取り組みはこれまでの卸やメーカーにとどまらず、大手ITベンダーや通信会社など、手を組む企業や業種はより多様化しています。

 商品も、店も、そして「仲間」も増やしながら、トライアルはどこへ向かうのか…上場という歴史的イベントを経た、成長企業の行く先を展望します。

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編集後記

  大都市圏の住宅地エリアに住まう通勤者にとって、生活の利便性を左右するのが「駅前スーパー」の充実度。ファミリー層を誘引する力に直結します。充実度が低かった駅の1つが東京23区にある西武新宿線・上井草駅でしたが、それも過去のものになりそう。北口駅前にマルエツがオープン間近、さらに北口徒歩7分の距離に大手DSスーパーが出店計画中だからです。約10年前に駅から北へ徒歩10分の幹線道路沿いにいなげやがオープンしているので、古くから南口側にある小型のハナマサを含め「空白地帯」から業界関係者胸アツの激戦地へと早変わり。元々人口増加エリアですが駅周辺の利便性向上はさらなる人口増につながりそうです。

阿部

 今月は新店紹介で「イオンフードスタイル向ヶ丘店」へ取材に行きました。小田急線沿線に住む私にとっては、はじめての新店取材が向ヶ丘遊園駅というのは、なにかのご縁なのかと。

 向ヶ丘遊園駅といえば、かつての隆盛もあり、急行が止まる駅なのと、駅の発車メロディは、ドラえもんのテーマなのが印象的です。お隣の登戸駅もドラえもんの世界観が広がっています。近くに、「藤子・F・不二雄ミュージアム」があるのも、かつて同氏が生田緑地に住んでいたからだそうです。

 連休に、ミュージアムに訪れ、ドラえもんの映画でも久々に観に行こうかと思いを馳せながら……

(阿波)

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