ウエルシア

2027年末までにツルハホールディングスと経営統合へ

 ウエルシアホールディングスは、「お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します」を企業理念に、地域社会に貢献する「かかりつけ薬局」の実現を通して社会の求める価値を提供する企業として成長を追求している。進捗中の中期経営計画(2023年3月~2026年2月:以下、中計)では、「調剤併設」「カウンセリング営業」「深夜営業」「介護」の4つの軸からなる現在の「ウエルシアモデル」をさらに発展させ、30年のありたい姿として「地域No.1の健康ステーション」の実現を掲げる。

 ウエルシア薬局をはじめとして、各地の主要都市好立地に店舗を多く展開するコクミン、ププレひまわり、丸大サクラヰ薬局、シミズ薬品、クスリのマルエ、よどや、ふく薬品などのもと、山口県、鹿児島県を除く全国で、在宅介護や地域医療を意識した調剤併設型ドラッグストア(DgS)を中心に展開。24年2月期末時点で2825店舗(海外13店舗を含む)、そのうち調剤併設は2155店舗に上る(調剤併設率78.0%)。

 24年6月には、長野県の西部地域で調剤併設DgSを展開するとをしや薬局をグループに加えた。24年9月には関東1都3県の好立地に出店するウェルパークを完全子会社化する予定だ。中計においては、グループ全体で年間約100店舗以上の新規出店を計画している。

 中計の最終年度、26年2月期の経営目標数値は売上高1兆5000億円、経常利益率5.0%、ROE15.0%以上、EBITDA成長率10.0%以上。2030年にはグループ売上目標3兆円をめざす。その達成に向け、24年2月、ツルハホールディングスとの27年末までの経営統合に向けた協議を開始すると発表した。24年5月新たな代表取締役兼社長執行役員として桐澤英明氏が就任。経営陣の若返りを図り経営統合準備を進めていく。

代表取締役社長 : 松本 忠久

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
1,217,339百万円30.4%3.5%26.8%3.9%2.1%

決算期:2024年2月 / 連結

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