「虎ノ門ヒルズ」で食文化を発信! レストラン併設型ショップ「cask」とは?
食品スーパー(SM)や酒販店を運営する信濃屋食品(東京都/長井正志社長)は、2024年1月、コンセプトショップにレストランを併設した新業態の複合型店舗「cask(カスク)」をオープンした。こだわりの食品の販売に注力し、レストランも活用しながら食文化の発信にも取り組むという、新たな試みの店舗となっている。
生産者や製法伝える商品と売場を展開
信濃屋食品は1930年に創業し、東京都内にSMを4店舗、東京・神奈川で酒販店12店舗を運営する老舗企業だ。SM事業に関しては「安心・安全・美味」をコンセプトに掲げ、各地の生産者が飼育法や製法にこだわった食品の販売に注力している。
酒販事業においては国内外の生産者から直接輸入したワインやウイスキーを中心に豊富な品揃えを実現。食品、酒類の両分野で特徴的な販売コンセプトを持つ。
このうちSMの出店は東京都世田谷区内に特化してきたが、2023年、24年と相次いで東京都港区内に2店舗をオープン。このうち、「虎ノ門ヒルズステーションタワー」の地下1階に店を構えたのが、コンセプトショップにレストランを併設した新業態「cask」だ。

cask
●所在地: 東京都港区虎ノ門2-6-3 虎ノ門ヒルズステーションタワー B1F
●営業時間: 8:00~22:00
●電話番号: 03-6811-1381
多くの人が行き交う立地を生かし、生産者や地域、都市部の生活者をつなぐ「メディア」としての役割も担う。併設のレストラン「WToranomon the market」はエーディーエモーション(東京都)が運営するレストラン「W」と協業して運営する。

商品部部長食品統括バイヤーの岩崎忠之氏は「われわれは長年のSM経営を通じて、日本の伝統的な製法を守っていたり、環境に配慮した飼育に取り組んだりしている生産者と関係を築いてきた。caskではそうした生産者や食文化を発信していきたい」と力を込める。
店内には、そうした思いを込めた商品が並ぶ。酒類を含めて取り扱う2000SKUのうち、とくに目立つのが、
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