カインズが都心・新宿にオープン!ハンズ新宿店も全面改装!新しい売場づくりを徹底解説!
ハンズ(東京都、旧東急ハンズ)が旗艦店「ハンズ新宿店」を6月29日に改装オープンするのにあわせ、同日、8F部分に親会社でホームセンター企業のカインズが「カインズ ハンズ新宿店」をオープンする。都心部1号店となるカインズの売場づくりと今後の戦略、さらにはハンズ新宿店の改装ポイントを解説する。
カインズ、4つのテーマに絞って売場を構成
ハンズは、新宿駅南口にある「新宿高島屋」を核とする商業施設「タカシマヤ タイムズスクエア」の2~8F部分に出店している。今回、全面改装を行った「ハンズ新宿店」の売場は2~7Fの6フロア構成となり、8F部分に「カインズ ハンズ新宿店」がオープンした。
まずカインズ ハンズ新宿店から解説したい。
売場面積は950㎡で、郊外の既存店と比べる1/4~1/10程度と非常にコンパクトだ。既存のホームセンターを縮小した売場ではカインズらしさやお客に驚きと楽しさ、利便性を提供できないことから、ライフスタイル切り口で4つのテーマに絞って、全く新しい店をつくった。カインズがブランドコンセプトに掲げる「くらしDIY」に特化して提案する初めての店になる。
カインズ ハンズ新宿店のターゲットは、新宿エリアの居住者、エリアで働く人、休日に遊びに来る人、そして観光客と幅広い。そうしたなかカインズでは、「暮らしの提案」として多種多様な切り口のテーマを持つうち、生活者の普遍的な3つのニーズ、1つの遊び心ある切り口の4つのテーマに特化して売場を作る。
具体的には、①ピカピカを極める、②スッキリ整える、③スヤスヤを叶える、そして④妄想ラボの4つだ。
たとえば①ピカピカを極めるでは、アイディア掃除道具の提案からそもそも空間を汚さない工夫などで売場を構成。「思い立ったら1秒掃除」では、日々の生活で気になった時にサッと掃除できる環境づくりを整備する商品をセレクト。「立つほうき」や「使い捨てマイクロファイバークロス」などでコーナーをつくる。
気になるのが④妄想ラボだろう。これはシーズンごとにテーマを変え、「こんなことができたらいいな」というワクワクするくらしのアイディアを提案するコーナーだという。