カインズ

HC業界トップ、業務提携で事業領域を拡大
 1978年に、いせや(現・ベイシア)が栃木県栃木市に、1号店「いせやホームセンター栃木店」をオープン。89年いせやから分社独立し、カインズを設立した。21年12月に東急ハンズ(現・ハンズ)の買収を発表。22年3月末に同社を子会社化している。

 24年2月期の売上高は5423億円で対前期比5.1%増となった。業界で唯一、売上高で5000億円台に乗せて、トップを走る。直近1年間は積極出店を再開している。和歌山県に初出店した「カインズ紀伊川辺店」など、ドミナントエリア以外への進出や、GMSへの居抜き出店などさまざまなパターンで出店している。出店エリアも、スタートした北関東エリアから拡がり、フランチャイズ店舗を含めると北海道から沖縄まで、29都道府県に239店舗(2024年2月末)を展開している。

 プロ向けの会員制卸売店「C’zPRO」の出店も再開した。また、さまざまな企業と業務提携も結んで事業領域を拡大している。23年11月にはグッデイ(福岡県)にカインズオリジナル商品を供給することを発表。翌12月には近鉄百貨店(大阪府)と業務提携を締結し、百貨店内にフランチャイズ出店をしていく方針を発表した。さらに24年2月には家電メーカーの船井電機(大阪府)と包括的業務提携を結び、PBの家電商品を開発していく。

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