「小町シリーズ」3号店、イオンスタイル修学院小町のMDを徹底解説

取材・文:植芝 千景 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集者)
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イオンスタイル修学院小町(イオンリテール)

イオンスタイル 修学院小町(イオンリテール)

〒606-8007 京都府京都市左京区山端壱町田町8-8
電話:075-706-2077
叡山電鉄本線「修学院」駅から徒歩約3分

見どころ
▶時短・簡便商品を1階に配置した売場レイアウト
▶高質な商品も揃える精肉・鮮魚
▶売上高構成比を高く設定する総菜売場

イオンスタイル修学院小町(イオンリテール)高橋竜也店長
高橋竜也店長
『イオンスタイル』が京都市北東部に出店するのは初。そのため、周辺地域でのトップバリュの認知度が低く、当店をきっかけとして今後認知度を高めていきたいです」

 イオンリテール(千葉県/井出武美社長)は、3月2日、京都市左京区に「イオンスタイル修学院小町」(以下、修学院小町店)をオープンした。

 修学院小町店は叡山電鉄本線「修学院」駅から南東へ約230mに立地し、半径1㎞圏内には約1万2000世帯/約2万4000人が居住している。また、半径500m圏内は20~40代の人口構成比が京都市の平均を上回っており、3人以上のファミリー世帯の構成比も高い。その次に多いのは単身世帯だ。そのため修学院小町店は、30~50代のファミリー層をメーンターゲットに、20~30代の単身世帯をサブターゲットに据えた。近隣の競合店としては「フレスコ修学院店」や「いかりライクス修学院店」などがある。

 同店は「西陣小町店」「西ノ京小町店」に続く、京都市内の1000㎡以下の小型店舗「小町シリーズ」の3店舗目としてオープンした。店舗は2階建てで、イオンリテールとして初めて1階に時短・簡便商品、2階に生鮮の売場を配置するレイアウトを採用。これは、サブターゲットである単身者が時短・簡便商品中心の1階の売場を“コンビニ感覚”で利用することを見据えたものだ。

 1階からエスカレーターを上がってすぐの青果売場では、

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取材・文

植芝 千景 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集者

同志社大学大学院文学研究科(国文学専攻)修了。関西のグルメ雑誌の編集部に所属後、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。日本酒、特に関西の地酒好き。趣味は、未知のものを食べること。「口に入れてから考える」ことをモットーに、日々さまざまな食べものを味わっている。

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