好調「BLANDE」の要素を取り入れたフードスクエアカスミ東海中央店の売場を徹底解説

取材・文:湯浅 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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フードスクエアカスミ東海中央店

フードスクエアカスミ 東海中央店

〒319-1112 茨城県那珂郡東海村村松2108
電話:029-229-0811
JR常磐線「東海」駅より徒歩約10分 北関東自動車道常陸那珂港I.C.よりクルマで約10分

見どころ
▶BLANDEとフードスクエアの融合をめざすMD
▶フードスクエア業態ではじめて「Cafe&Dine」を導入
▶ウエルシア薬局の売場が隣接

 カスミ(茨城県/山本慎一郎社長)は12月1日、茨城県那珂郡に「フードスクエアカスミ東海中央店(以下、東海中央店)」をオープンした。同店が主要商圏とする半径2km圏内には約1万7900人/6300世帯が居住する。商圏には日本原子力研究開発機構の研究所があり、そこで勤務する30~40代の子育て世帯が多いエリア。同店から約2km北の「フードスクエア舟石川店」は年商30億円を超える繁盛店である。カスミは今回の出店により、商圏内でのドミナント構築をめざしている。

 そんなエリアでオープンした東海中央店では、生鮮品を強みとするフードスクエア業態に、カスミの新業態である「BLANDE(ブランデ)」の商品政策(MD)をはじめとした「体験型」食品スーパー(SM)の要素を取り入れることで、商圏に住む子育てファミリー層の支持拡大をねらっている。

 MD面では、BLANDEオープンを機に開発したプライベートブランド(PB)の「MiiL Kasumi( ミールカスミ)」の商品を637SKU販売。カスミは22年下半期に、「古河諸川店」(茨城県古河市)など4店の改装したフードスクエア業態店舗でミールカスミの商品を展開し始めている。専務取締役の塚田英明氏によると

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取材・文

湯浅 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1996年生まれ。シンガポール出身。同志社大学グローバル・コミュニケーション学部卒業後、経済メディアで記者職に就く。フリーライターを経て、2021年12月ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。大学在学中に1年間のアメリカ・アリゾナ州立大学への留学を経験。好きな総菜はローストビーフ、趣味は練馬区を散歩すること。

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