関東に並ぶ繁盛店となるか!? ロピアららぽーと堺店の売場を徹底解説

矢野清嗣
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●冷凍食品・アイスクリーム 強烈な価格訴求を展開!

 冷凍食品・アイスクリームはコンパクトな売場としており、コンビネーションケー24尺でアイスクリーム、38尺で冷凍食品を配置。冷凍食品はリーチインケースで家庭用、オープンケースで大型商品を並べている。全体に家庭用は絞った。
アイスクリームの売場に「ロピアはアイスがめちゃ安い!地域1地番価格。お子様も大喜び」とのPOPを掲げ、価格訴求に力を入れる。個食タイプは69円、77円、84円、「マルチタイプは199円の商品を豊富に揃える。この価格設定は、競合店はなかなか対策しづらいところだろう。

●酒類 絞り込んだラインナップ

 ロピアの酒類売場は、ビール系飲料と缶チューハイをべースに自社の直輸入ワインを揃える既存店でもおなじみの品揃えとなっている。焼酎や日本酒、ウイスキーなどは売れ筋商品に絞り、「三和酒類・いいちこ25度2ℓ」(1299円)など売れ筋の単品量販を重視している。こうした割り切った商品政策をとれるのもロピアの強みだ。

ロピアららぽーと堺店の売場フロア図

●菓子 グミの品揃えは圧巻!

 菓子はレジ前スペース4レーンで売場を展開する。ゴンドラ定番重視の配置ある。とくに力を入れているのがグミで、21尺のスペースでうち12尺が輸入商品、9尺が国産メーカーの商品をラインナップする。一般的な小売店でみかける商品はほぼ網羅されており、圧巻の品揃えとなっている。

 そのほか、大袋菓子にも力を入れ、61品目を184~259円で提供する。韓国菓子にも6尺のスペースをとっており、スナック菓子をメインに36品目を販売する。菓子は利益率が高く、よく回転する商品でもあり、堅実な商品構成で着実に利益を確保したいという思惑がみえる。

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