「世界一透明なドミノ・ピザ」がお台場にオープン ドミノ・ピザが追求する食の安全・安心へのこだわりとは
徹底した可視化にこだわる理由
なぜドミノ・ピザは、ここまで徹底した可視化を施した店舗を出店したのか。そこには、「(ピザは)いまだに、冷凍を焼いているだけじゃないのか、出来合いの生地を使っているのではないか、そういう風に誤解されたままになっている部分がある。これは、長らくピザはデリバリーとしての使われ方が多く、店でどう作られているかということが見えにくかったことが原因」だと、ドミノ・ピザ ジャパン執行役員兼営業部長の柿内宏之氏は語る。
1985年に日本初のデリバリーピザチェーンとして東京・恵比寿に1号店を出店して以降、21年5月現在全国で750店舗以上を抱えるまでに成長したドミノ・ピザは、「おいしいに安心をTM」をモットーに掲げている。これまでも安全・安心なピザ作りにはこだわってきたが、今回の台場店出店でそのこだわりを幅広く発信していきたい考えだ。見られているからといって特別なことは何もせず、通常店と同じ材料で、同じメニューを、同じやり方で作る。“素”のドミノ・ピザを、包み隠さずすべて見せることで、顧客の抱いている不安感・疑問の解消や、近年高まる食の安全意識に応えることがねらいだ。