千葉の人気ローカルスーパー、ナリタヤの「次世代型店舗」とは!?
総菜・ベーカリー売場を拡大!
総菜・ベーカリー売場は、市場調査の結果需要が高いことが判明したため、売場面積の比率を標準店の約3倍に当たる6.6%に拡大。アイテム数も、従来の約2倍の478アイテムに拡充した。それに合わせて新商品も多数導入している。たとえば、「棒ヒレカツ」(299円、以下税抜)や「有頭甘海老唐揚げ」(100g当たり259円)、「生姜香る鶏もも特製唐揚げ」(100g当たり169円)など、揚げ物を中心に種類を増やした。
鮮魚部門の新鮮な素材を使った魚総菜コーナーを新設
総菜売場横の鮮魚売場では、鮮魚部門の素材を使用した魚総菜のコーナーを新設。「素材が美味しい鮭弁当」(499円)や「具たくさんおにぎり(明太子)」(199円)などの弁当やおにぎりのほか、新鮮なネタを使った寿司や海鮮丼も提供する。そのほか、特許を取得した専用の機械を用いて製造した、鯖やカマス、アジなどの一夜干しもコーナー化した。
加工食品売場に冷蔵ケースを設置
このほか加工食品売場では、味噌やパスタ、ドレッシングといったカテゴリーに冷蔵ケースを設置。これまでチルド売場で別展開していたものを1カ所にまとめ、常温と冷蔵の2温度帯で商品を陳列できるようにした。有機商品などこだわりのものも多数揃え、選ぶ楽しさを提供する。とくにパスタ売場では、生パスタを中心にモッツァレラチーズやパスタソース、オリーブオイルを集中配置してコーナー化し、「イタリア料理」を軸にした商品提案を行っている。
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旭萬力店で初導入したこれらの取り組みには、ナリタヤが価格一辺倒ではなく価値ある商品を売場全体で提案するということへの本気度が伺い知れる。そのうえで、ただモノを売るだけではなく、地域コミュニティの拠点としての機能も高めるというのが、ナリタヤが描く「次世代型店舗」の姿なのである。