商圏人口150万人! クラフトビールも楽しめる「無印良品 板橋南町22」の食品戦略

松尾 友幸 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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2店舗目の「MUJI Kitchen

  2階の食品売場では、レトルトカレーや冷凍食品など無印良品の食品をほぼすべて展開するほか、地域の農家から仕入れた野菜や生花なども取り扱う。オープン時には、さつまいもの詰め放題サービスも実施する。

2階の食品売場では、都内の生産者から仕入れた野菜を展開する
2階の食品売場では、都内の生産者から仕入れた野菜を展開する

 また、板橋南町22店では、「MUJIcom 東池袋」(東京都豊島区:以下、東池袋店)に続いて、店内調理した総菜や弁当を提供するサービス「MUJI Kitchen」を導入した。弁当は1種類、量り売りの総菜は12種類と、東池袋店と比較するとやや少ないが、「オペレーションの状況やお客さまの声を踏まえて順次商品を増やしていきたい」(食品担当者)とのことだ。

店内調理の総菜や弁当が楽しめる「MUJI Kitchen」
店内調理の総菜や弁当が楽しめる「MUJI Kitchen」

 「MUJI Kitchen」では、同店限定の「手ごねハンバーグ」や、これを使った「てりやきハンバーガー」(780円:以下、税込)、「手ごねハンバーグ弁当」(850円)を販売するほか、地元で仕出しや弁当販売を行う「アホウドリ」が監修した「東京バタ天」(100g当たり250円)も展開。また、「板橋22エール」(265Sサイズ600円)などのクラフトビールやスパークリングワインも取り扱う。これらの商品は、2階外に設けたテラスのイートインスペースで楽しむことが可能だ。テラスそばでは、食品残渣を肥料化する「コンポスト」の取り組みも実施している。

こだわりの「手ごねハンバーグ弁当」
こだわりの「手ごねハンバーグ弁当」

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記事執筆者

松尾 友幸 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

1992年1月、福岡県久留米市生まれ。翻訳会社勤務を経て、2019年4月、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア入社。流通・小売の専門誌「ダイヤモンド・チェーンストア」編集部に所属。主に食品スーパーや総合スーパー、ディスカウントストアなど食品小売業の記者・編集者として記事の執筆・編集に携わる。趣味は旅行で、コロナ前は国内外問わずさまざまな場所を訪れている。学生時代はイタリア・トリノに約1年間留学していた。最近は体重の増加が気になっているが、運動する気にはなかなかなれない。

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