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NRF2025で話題になったインフレ時代の価格政策とは プロモーションがより大事に?

松岡 由希子 (フリーランスライター)
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NRF特集

世界的なインフレが、消費者の買物意識と買物行動を変えている。消費者変化に対応する価格設定とプロモーションの最適化を通じて、顧客ロイヤルティを高め、収益性を向上させることを目的としたセッションで話されたこととは? ニールセンIQ(NielsenIQ)の講演「ダイナミックプライシング&プロモーション」からまとめた。

節約のため消費者はプロモーションを重視

 米国の消費者が消費支出において最も懸念しているのは「食品価格の上昇」だ。ニールセンIQ(NielsenIQ)の調査では2024年に続いて25年もトップに挙がった(図表❶)。

 22年秋から続いた食品価格の高騰によって販売数量はネガティブな影響を受け、前年同期比で1.5ポイント以上落ち込んだ。24年第1四半期以降は販売数量が安定し、価格も落ち着いているものの、コロナ禍以前の水準には回復していない。

 コンサルティング会社シンク・ブルー(Think Blue)のパートナー兼CGO(最高事業成長責任者)パラグ・シャー氏は「

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記事執筆者

松岡 由希子 / フリーランスライター

米国MBA 取得後、スタートアップの支援や経営戦略の立案などの実務経験を経て、2008年、ジャーナリストに転身。食を取り巻く技術革新や次世代ビジネスの動向をグローバルな視点で追う。

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