「売らない店」「コラボ型」も登場!専門家が解説する2023年スイーツトレンドとは?

解説:スイーツジャーナリスト 平岩理緒
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今、行くべき店

スイーツ業界では2023年、「サステナビリティ」「パティシエの働き方改革」「新たなレジシステムの導入」「プラントベース」など、さまざまな潮流が見られた。そのような新たな流れのなかでも、とくに今年注目しておきたい4店を抽出し、いま食品スーパーが注目すべきポイントをそれぞれ紹介する。

新業態や体験でファンを増やす

 最近、人気パティスリーが、チョコレートとアイスクリームが主体の2号店を近隣に開業する例が目立つ。専門性を高めることで本店とは異なる客層を開拓できるほか、消費期限が長く、ロスの出にくい商品を中心に扱うことで利益率を上げる工夫をしている。

 また、「働き方改革」が進み、パティシエ達の意識も変わり、独立開業にこだわらなくなった。ほかのパティシエや異業種とも積極的にコラボレーションし、相手のファンへの認知拡大につなげている。

 コロナ禍を経て消費者の中に混雑を避ける意識が浸透したことにも注目すべきだ。テイクアウト時にアプリやネットでの予約決済、自動会計機や会員情報と連動したレジシステムを導入する店も増えてきた。操作で戸惑うお客をフォローするなどよりよい方法を模索している。

 昨今、データを活用した効率化が進んでいるが、データに頼りすぎると何気ないお客の一言から伝わる消費嗜好やニーズを把握し損ねることもあるので注意が必要だ。

 こうしたなか挑戦したいのが、消費者がこれまで以上に求めるようになっている

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