チルドハンバーグ市場、本格的な味わいの商品の登場で市場は順調に拡大中
高付加価値の1個タイプは夕食需要を取り込む
個食タイプの夕食需要に対応した商品も次々に発売されている。ニッポンハムでは、焼きの香ばしさや風味にこだわった「極み焼ハンバーグ」シリーズを展開。鉄板焼きでおいしさを閉じ込めた後、直火焼きをすることで、香ばしいハンバーグに仕上げた。ソースを最後にかけることでハンバーグの香ばしさを引き立てる。
一方、伊藤ハムでは「旨包ボリュームリッチハンバーグ」を展開。肉の旨味を肉で包んだハンバーグで、肉粒感をアップすることで、よりジューシーで口に入れたときに肉の旨味を堪能できるように仕上げた。パッケージでは一目で「極厚でジューシー」が伝わるデザインにリニューアルした。
順調に市場を拡大しているチルドハンバーグは、店頭価格が安定しているので、小売店にとっても利益が確保できるカテゴリー。手頃な価格のものから、高付加価値で本格的なものまで幅広く揃っているチルドハンバーグを加工肉売場でコーナー化し、視認性を高めることで、トライアルを促進し、さらに需要を高めたいところだ。