おいしく楽しく適正糖質を実現するロカボ商品の市場が活性化!
多彩なカテゴリーでロカボライフをサポート
低糖質商品の開発は、麺やパンといった主食カテゴリーだけにとどまらない。1日分の間食に当てられる糖質量をオーバーしないように、糖質量を10g以下にコントロールした江崎グリコの「SUNAO」シリーズのアイスや、糖として吸収されないフラクトオリゴ糖を使った明治の「オリゴスマート」シリーズのチョコレートなど、菓子・デザートカテゴリーでも画期的な商品が相次いで登場している。他社に先駆けて、「おいしい低糖質プリン」シリーズを投入していた森永乳業も今年に入ってから「おいしい低糖質プリン チーズケーキ」「同 チョコレート」「同 カスタード」を次々と投入。市場は盛り上がりを見せている。
また、ロカボライフを実践する上で役に立つのが、低糖質の甘味料だ。サラヤの「ラカントS」は、天然の甘味成分エリスリトールからつくられたカロリーゼロ・糖類ゼロの自然派甘味料であるため、料理やお菓子づくりにおいて砂糖の代わりに使うことができる。
同様に、良質の油脂やたんぱく質もロカボライフには欠かせない食品だ。糖質と油脂を一緒に摂ると血糖値が上がりにくいことから、竹本油脂では「太香胡麻油」や「太白胡麻油」を通じてロカボの啓蒙活動にも取り組んでいる。良質の油脂という点では、ナッツも然り。オメガ3脂肪酸やオレイン酸などを豊富に含んでいる上、もともと糖質が少ないためにロカボライフにぴったりといえる。デルタインターナショナルの「一週間分のロカボナッツ」や、六甲バターの「ロカボミックスナッツ」などが注目を浴びているのもうなずける。
また、日本ハムの「ヘルシーキッチンZERO」シリーズや名水美人ファクトリーの「名水美人」シリーズなどもパッケージにロカボマークを記載し、健康意識の高い生活者に向けて訴求している。「ロカボ」の考え方が定着するにつれ、低糖質食品のみならず、ロカボライフをサポートする食品もロカボフードとして今後ますます出現しそうだ。
売場活性化のためのMD EDITION の新着記事
-
2024/10/22
機能性ヨーグルト、24年度上期の市場は厳しい状況、機能訴求で市場回復を図る -
2024/10/22
おせち市場、「おせちのカジュアル化」も追い風に、販売機会の拡大で市場はますます好調! -
2024/10/09
シリアル市場、健康志向を背景に需要拡大 グラノーラ・コーンフレークが好調に推移 -
2024/10/08
世界中でプラントベースフード市場が急成長、この10年で約2.5倍に拡大 -
2024/09/26
パスタ&パスタソース市場、早ゆで、レンジ対応など簡便・時短を訴求した商品が市場をリード -
2024/09/25
漬物・キムチ市場、中高年層が買い支えるカテゴリーメニュー提案で若年層にもアピール
この特集の一覧はこちら [148記事]
関連記事ランキング
- 2024-10-22おせち市場、「おせちのカジュアル化」も追い風に、販売機会の拡大で市場はますます好調!
- 2024-10-21健康・機能性市場トレンド2024 秋・冬
- 2024-10-08世界中でプラントベースフード市場が急成長、この10年で約2.5倍に拡大
- 2024-10-22機能性ヨーグルト、24年度上期の市場は厳しい状況、機能訴求で市場回復を図る
- 2024-10-23スンドゥブ市場、韓国ブームを背景に好調に推移、喫食経験率アップが目標
- 2024-10-21朝食に菓子・デザートが増加!?長期的なトレンドの変化を探る
- 2024-10-09シリアル市場、健康志向を背景に需要拡大 グラノーラ・コーンフレークが好調に推移
- 2023-04-26「簡便・時短」から「タイパ」へ 急拡大する「タイムパフォーマンス」志向
- 2024-05-24ヘアカラー市場、外出機会の増加に伴い明るい髪色を好む消費者が増加
- 2023-06-30韓国食材、ブームから「食卓の定番」に!韓国食品メーカー4社が語るマーケティング戦略とは