ゴルフウエアに本格参入のワークマン 上方修正で見据えるゴルフ1000億円市場での未来像
1000億円超の市場をさらに拡大することで見据える未来
ウエア、グローブ、シューズを合わせた市場規模が1000億円を超えるともいわれるゴルフ関連市場。本格参入直後に2024年度の見込みを10億円上積みし、40億円に上方修正するなど、末恐ろしいロケットスタートで、またしても大きなインパクトを残した同社。
「機能性アパレル」を強みに巨人・ユニクロに迫る同社は、常にチャンレンジを続けており、それが成長の原動力ともなっている。だからこそ、ゴルフウェア本格参入の目線の先に見据える未来もダイナミックだ。
「いい商品を安く製造していくことでゴルフ人口が増えていくことを期待している。そうなれば少ないパイの奪い合いにもならないし、業界にとっても、お客さんにとってもウィンウィンになる」と半田氏。
ゴルフ関連の総支出をセーブし、人口増やし業界活性化へ
実際、同社でウエア、グローブ、シューズ、バッグまで買い揃えても2万円弱に収まる。ラウンドにかかる費用は仕方がないとしても、関連コストを圧縮できれば、ラウンドを回る回数を増やすことにもつながる。
そうやって「コト消費」に支出が回れば、ゴルフ業界全体が勢いづく。これまでゴルフに縁のなかった新規ユーザーの増加も期待できる。
常にユーザーの期待を上回り、既存客の満足度向上を果たしつつ、新規顧客も開拓し続けるワークマン。もはやその存在感は、関わる業界の発展を左右するほどに大きくなりつつある。