ゴルフウエアに本格参入のワークマン 上方修正で見据えるゴルフ1000億円市場での未来像
ゴルフボールまで含む、本格参入にふさわしい充実のラインナップ
この春夏アイテムの充実度は、同社の本気モードが全開だ。ポロシャツに始まり、パンツ、グローブ、バッグ、ベルト、ボールまで、クラブ以外は揃う充実のラインナップ。2022年の3アイテムから一気に15アイテムにまで拡充している。同社のワークパンツなどをゴルフウエアに代用していたユーザーも少なからず存在していたが、そうしたニーズに「満額回答」するような力の入りようだ。
アパレルには「動きFIT by.3D」による3DCADシステムを活用。スウィング時にどの部位に負荷がかかるかをシミュレーションし、服のつっぱりやハリを最大限に軽減。快適にスイングできるパターンを採用し、プレーのしやすさも踏まえた着心地を追求している。
作業着製造で培った機能性のノウハウを、ゴルファーにも受け入れてもらえる仕様に転換すべく、ゴルフ部門のために起用したアンバサダー「NAOYUKI」氏の意見を取り入れながら何度も試行錯誤。ゴルフ領域でも「ワークマン基準」をクリアする品質に到達したものだけが、市場に送り出されている。
2022春夏に発表した「2150耐久撥水ライトゴルフパンツ」は発売開始7日間だけで1万点を販売。発売後1か月では2万点を販売した。
2023春夏から新発売の「2158ストレッチゴルフパンツ」は1月中旬から4月中旬で4万本の販売。2023春夏新製品のパンツとしては№1の販売数で、ワークマン全パンツ製品の中でもトップクラスを誇るなど、同社のゴルフウエアを待ち望むユーザーがいかに多かったかを数字も示している。