「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2019」今年の見どころをレビュー！
日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会が主催するホームセンター業界最大の総合展示会「JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2019」が8月29 〜31 日の3 日間、幕張メッセにて開催される。DIYのトレンドやホームセンターの未来を提案する今期DIYショウの見どころを紹介する。
JAPAN DIY HOMECENTER SHOWとは？
DIYショウは、DIY(Do It Yourself)やHCに関係する製造業、卸売業、小売業の三業種が協力して開催し、HCで取り扱う約20万アイテムの幅広い商品が一堂に会する「住生活関連の総合展示会」だ。1978年より開催し通算55回目となった同展示会は、DIYの健全な普及を通じ、DIY・HC業界の総合的な発展と豊かな国民生活の形成を目的としている、ホームセンター最大の総合展示会だ。
今年のショウテーマは「DIYで自分らしく」
国内外のDIY・ホームセンター(HC)関連企業が一堂に会する国内最大級の住生活関連イベント「JAPAN DIYHOMECENTER SHOW 2019」(以下、DIYショウ)が、8月29〜31日の3日間、千葉・幕張メッセ国際展示場で開催される。
今年の出展社数は485社、ブース数1139小間。当日は商談・交流および最新のDIY商品情報を探るため、国内外のDIY・HC業界の幹部やバイヤーなど、多くの業界関係者が来場する。また一般の来場者を通じ、生活者へのDIY普及とニーズを把握する場としても機能しており、3日間で12万人の来場を見込んでいる。
本年のテーマは『～ホームセンターで見つけよう～DIYで自分らしく』。DIYを通じ、暮らしの中で自分らしさを表現してほしいという想いを込めている。主催の日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会ではショウテーマをもとに、一般来場者が楽しめるさまざまなワークショップやイベントを企画し、ホームセンターの来場促進や業界の発展に貢献していきたいとしている。
業界向けセミナーも多数実施
防災コーナーなど新企画も充実
DIYショウは多彩な主催者イベントが魅力の1つとなっている。初日の29日にはメーンステージにて業界関係者向けのステージイベントを開催。ロシアで急成長中のDIY専門店「ペトロヴィッチ」のマーケティングディレクター、イゴール・コリーニン氏による「海外ホームセンター業界セミナー」、物流コンサルタントの角井亮一氏によるビジネスセミナー、国内のHC企業トップによるパネルディスカッションを予定している。
新企画として注目されるのが「学んで、備えて、生き抜く! 防災コーナー」だ。昨年は台風や大雨、地震など、大きな災害に見舞われた地域が多く、災害対策についてあらためて考える生活者も多かった。同コーナーでは災害に備える準備と、被災した際の対処法などについて学ぶことができるイベントを実施。
また地震体験車の設置や、子供向けの〇×クイズコーナー、なりきり消防士コーナなど、遊んで学べるイベントを企画している。翌月の9月は防災月間であり、ホームセンターの売場でも防災コーナーを設置する店舗も多いだろう。そういった意味でも同コーナーは、売場づくりのヒントとなりそうだ。
本格的にDIYを行う男性をターゲットにしたテーマゾーン「男の工房」は本年も健在だ。今回は男性を中心にひそかなブームとなっている「キャンプ」をテーマにしたコーナーを展開。「オープンエアフィールド軽井沢高原」のキャンプ場プロデュースを行っている田中ケン氏をゲスト講師に迎え、キャンプならではの料理講習から、キャンプ用品の紹介、テント設営・解体講座などを予定している。
女性向けのDIYを応援する人気の定番テーマゾーン「キラリ! DIY女子」は、「私のこだわりおうちカフェ」をテーマに、おしゃれで、利便性のあるアイデアを紹介する。ワークショップでは電動工具を使い木工を本格的に体験できるコーナーから、既製品をリメークした手軽にできるDIYまで、幅広いDIYファンが楽しめる企画を準備している。
出展者向けイベントでは、来場者向けのワークショップスペースを提供する「出展社ワークショップ工房」や、海外に売り出していきたい日本品質の商品を一堂に展示し、海外バイヤーとの商談の場を提供する「JAPAN QUALITY Global Trade Corner ～世界に売り出したい、日本品質の逸品～」、DIYアドバイザー資格試験をめざすスタッフに向けた「DIYアドバイザー模擬検定」などを予定している。
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DIYの普及に協力した著名人を表彰する「DIYアワード」
