1品3000円超も!「RF1」のロック・フィールドが「高級冷凍食品ブランド」を始めた狙い

植芝 千景 (ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者)

ハイエンドな冷凍食品ブランドへ

メニューを組み合わせれば、コース仕立てにすることも可能。
メニューを組み合わせれば、コース仕立てにすることも可能。

 他社との差別化ついて、古塚社長は「当社のチルド商品開発においては、安くてよい素材ではなく、開発するメニューのコンセプトに見合う最高級の素材を選び、そして、おいしさのために手間暇を惜しまない姿勢を創業当時から守ってきた。妥協のない、あくなきおいしさの追求を続けることが他社との差別化につながると考えている」。

今後、ブランドとしてめざすのは「ハイエンドな冷凍食品」だ。「今回販売する商品の中には2000~3500円ほどするものもある。ゆくゆくはこうした高価格帯の商品も充実させていきたい」と語った。

「RFFF」は、自社ECサイトのほか、グルメスーパーなどでも販売を予定する。そうした販路で地盤固めをしながら、販売を拡大していきたい考えだ。同社の冷凍食品の2022年時点での売上高は5億2000万円。これを2025年4月期までに10億円に伸ばすことを目標に据えている。

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記事執筆者

植芝 千景 / ダイヤモンド・チェーンストア 編集記者

同志社大学大学院文学研究科(国文学専攻)修士課程修了後、関西のグルメ雑誌編集部を経て、ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。関西小売市場やDX領域を中心に取材・執筆を担当している。現在は大阪府在住。

まとまった休日には舞台・映画鑑賞を楽しむほか、那智勝浦へ弾丸旅行に出かけることも。世界各国の家庭料理を再現するのも趣味のひとつだが、料理に入れたスパイスで歯が欠けたので今は控えめに取り組んでいる。

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