冷凍食品市場、コロナ禍を契機に冷凍食品の需要がさらに増加
おうち時間の増加で、冷凍麺類・冷凍スナックは好調
冷凍麺類も堅調で、期間通算の金額PIは7818円で前年並みの着地となった。3月~7月は前年割れとなったが、8月以降は堅調に推移、在宅勤務時のランチとして利用されている。手頃な価格で、種類も豊富、しかもゆでたて品質のおいしさが楽しめる。外食や旅行が制限されるなか、自宅でご当地ラーメンが食べられるキンレイのラーメンシリーズなどが好評だ。
ピザやお好み焼、肉まん・あんまん、パン類、和洋菓子の冷凍スナックの期間通算の金額PIは、3846円で同4%増。前年割れの月もあるが、安定した需要だ。間食としてのニーズが高まっており、なかでも注目なのが冷凍和菓子だ。井村屋では包みたてのおいしさが家庭でいつでも楽しめる冷凍和菓子シリーズを展開。同シリーズは賞味期限が1年とロングライフで、電子レンジで加熱するだけで、いつでも出来立てが楽しめる。おいしさでユーザーから高い評価を獲得しているため、認知が広がればさらに需要拡大が図れそうだ。