岐阜生まれ国産玄米由来の食酢「臨醐山黒酢(りんこさんくろす)」のリピート買いが絶えない理由
レシピ提案などで認知拡大

「臨醐山黒酢」は、発売当初は認知度も低かったが、おいしさや使いやすさへの定評から口コミが増えたことや、黒酢ブームや昨今の健康志向などが追い風となり徐々に需要が拡大。黒酢市場がブーム時に比べ下降傾向にあるなか、今期も堅調な伸長を見せた。
従来からのメーンターゲットである味わいや品質に価値を求める50~60代女性に加え、最近は、飲用のために買い求める20~30代の男性からの需要も拡大しているという。
また、最近の好調を受け、2024年1月に立ち上げたブランドサイトで、「臨醐山黒酢」のこだわりや、同社のモノづくりの姿勢、愛用者である料理家のレシピなどを発信したことも、新規ファン層の開拓に寄与しているようだ。
今期は、レギュラーサイズの360mlが伸長したが、毎日飲用するユーザーなどの拡大により、大容量の900mlにスイッチするユーザーも今後さらに増えていくと見込んでいる。
今後は1月にリリースしたWEBマガジンを中心に、料理家への取材のほか、モノづくりの紹介、おすすめの使い方など、同社ならではの発信を強化することで、更なる配荷率の向上と新規ユーザーの獲得をめざす。
2月1日に国産原料100%の「国産穀物酢」の発売も予定するなど、内堀醸造全体のブランド力拡大にも努めていく考えだ。

「最近は、海外で評価されているブランドも増えています。“臨醐山黒酢”だけでなく、もっと“内堀醸造”を知ってもらえるような施策も今後拡大していく予定です」(内川氏)

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