ドラッグストア業界のDXの現況は?前編 注目技術のトップは生成AI
今期のDX関連予算の伸び率(Q⓫)については、対前期比で「横ばい」が1位(63.2%)、「10.0%以上の増加」が2位(21.1%)、減少と答えた企業は皆無だった。来期のDX関連予算伸び率(Q⓬)についても、今期と比べて「横ばい」が1位(63.2%)、「10.0%以上の増加」が2位(21.1%)、減少と答えた企業は皆無であったことから、現状と同程度またはそれ以上の予算で、来期もDXを推進していきたいと考える企業が多いようだ。
取引のあるITベンダー企業(Q⓭)については、NEC、日立システムズ、富士通などが挙がっており、さまざまなITベンダー企業との取引を通じて、DXを推進している実態がうかがえる。このほかアンケートの回答には、「もう少し簡単に補助金制度が利用できるようになってほしい」「業界DXのシンポジウムや意見交換の場があればよいと感じている」「大手企業のDX推進は資本力が関わるため、参考になるが導入が難しいと感じている。中小規模で工夫している事例があれば、ぜひ聞かせていただきたい」といった声もあった。企業規模やDgS業界の特性に合わせ、投資コストの確保も踏まえたうえでのDX推進が今後も求められていくようだ。