PPIH(パンパシフィック・インターナショナルHD)
ドン・キホーテを中核に、UDリテール、長崎屋なども含むディスカウントストア(DS)事業、ユニーの総合スーパー(GMS)事業、およびその他事業で構成されるPPIH。23年6月期は34期連続で増収増益を達成(ドン・キホーテ時代を含む)。グループ総店舗数は、国内617店(DS486店舗、GMS131店舗)、海外101店(北米65店舗、アジア36店舗)の計718店舗(23年6月末時点)。
中長期経営計画「Visionary2025/2030」では、収益性を重視する経営戦略への転換を進めている。当初、25年6月期売上高2兆円、営業利益1200億円を目標に掲げていたが、23年6月期に営業利益1000億円を突破、24年6月の期中に売上高2兆円超えを達成した。
収益性を高めるうえで注力するのが「PPIH流SPAの推進」。25年6月期の国内のPB/OEMの売上高構成比を25.0%(22年6月期は15.3%)に、商品粗利率を27.5%(同25.5%)に高めていく考えだ。運用開始から10年で会員数1400万人を突破したオリジナル電子マネー「majica」は、25年6月期までに自社決済比率を50%超まで高めていく。