イケア、パリ1号店オープン 都心部顧客を囲い込みへ
[パリ 6日 ロイター] – スウェーデン家具大手イケアグループ[IKEA.UL]が6日、フランスのパリ中心部に1号店をオープンした。
仏国内で展開する店舗はこれで34カ所となるが、パリ中心部での出店は今回が始めて。郊外の大規模店舗と形態の異なる「イノベーション試験」店舗と位置付け、都心部の顧客囲い込みを狙う。
イケアグループを所有する財団法人インカのブローディン最高経営責任者(CEO)は「パリ1号店が成功すれば、フランス国内だけでなく、米国や日本でもさらに出店していく」と述べた。
フランスはイケアにとって、ドイツ、米国に次ぐ第3の市場。今後3年で仏国内に4億ユーロを投じる計画とした。また、約1年以内にパリ1号店で家具レンタル事業を開始したいという考えを示した。
イケアの2018年世界売上高は約390億ユーロ(440億ドル)。