アマゾンがオープンするアパレル専門店 他社に真似できない革新とは

鈴木 敏仁 (R2Link代表)
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アマゾンのアパレル専門店
アマゾンは今年後半にアパレル専門店を出店することを明らかにした

 アマゾン(Amazon.com)がアパレル専門店をオープンすると発表した。場所はロサンゼルス郊外のライフスタイルセンター、時期は今年後半とまでしか明らかにしていない。

 昨年大手メディアが関係者からの情報としてデパートメントストアの開発を検討していると記事にしていたのだが、今の時代にデパートはないだろうと私は訝しんだものだ。店舗面積は「ユニクロ」や「H&M」の大型店と同程度の3万平方フィート(2790㎡)なので、10万平方フィートを超えるデパートの標準サイズよりもかなり小さい。

フォーマットの全貌

 アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは、リアルに店舗を開発するならばほかにはできないことをやらなければ意味がないと公言していた。今回のリリースには何を取り入れたのかについて細かく記述されているので整理してみよう。

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記事執筆者

鈴木 敏仁 / R2Link 代表

在米30年以上、現在はロサンゼルス在住。1997年にアメリカでS.M.R., Inc設立、米国流通業界を軸としたコンテンツ作成ビジネスを開始。また企業が実施する米国流通研修の企画およびコーディネートも合わせてスタート。1998年にリテールウェブを開設。年間訪問店数はのべ600店舗超、現場検証に基づいた分析をモットーとする。

著書

『ソリューションを売れ!』(ニューフォーマット研究所)
『誰も書かなかったウォルマートの流通革命』(商業界)

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