クローガーがフードロス削減に本腰 アマゾンは生鮮 EC を再強化へ
クローガー、「フラッシュフード」を16店舗で試験導入!
米食品スーパー(SM)のクローガー(Kroger)は、カナダ発のフードロス削減アプリ「フラッシュフード(Flashfood)」をバージニア州リッチモンドの16店舗で試験的に導入した。このアプリは、小売店と地域の消費者をつなぎ、賞味期限が迫っている食品を最大50%引きで販売するプラットフォームだ。
フラッシュフードでは、小売店が生鮮食品、パンなど、見切り販売したい商品を投稿する。その後、消費者がアプリ上で商品を選んで決済し、店内に設置されている専用ゾーンで選択した商品を受け取るという流れで売買が成立する。

クローガーは、2017年にフードロスと飢餓の撲滅をめざすプロジェクト「ゼロハンガー・ゼロウェイスト(Zero Hunger |ZeroWaste)」を策定し、問題解決に取り組んできた。
クローガーの中部大西洋岸地域の部門長ケイト・モーラ氏は「クローガーは、地域に役立ち、環境負荷を軽減し、ゼロハンガー・ゼロウェイストの実現に向けた革新的な方法を常に追求している」としたうえで、「フラッシュフードは、家族の食事を手頃な価格でまかなう選択肢を探すための手段であるとともに、まだ食べられる食料が廃棄されることも防げる」とコメントしている。
フラッシュフードは、これまでに中西部のリージョナルSMチェーンのマイヤー(Meijer)、北東部を中心に店舗を展開するジャイアント・イーグル(Giant Eagle)、カナダSM大手のロブロウ(Loblaws)など、北米2300店舗以上で導入されており、ユーザー数は約150万人にのぼる。
フラッシュフードのユーザーを対象としたアンケート調査では、70%が「フラッシュフードの活用によって食事がより健康的になった」、65%が「野菜や果物をより多く食べるようになった」と答えている。
アマゾン、米国内で生鮮食品の当日配送サービスを開始
米アマゾン(Amazon.com)は25年8月、米国内1000都市以上で生鮮食品の当日配送サービスを開始すると発表した。
この新たなサービスを利用すれば、









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