マックスバリュ東海

地域に根差した店舗づくりや商品・サービスの提供に注力

 マックスバリュ東海の2023年度(24年2月期)連結業績は、営業収益3667億円(前年度比4.5%増)、営業134億円(同30.9%増)、経常利益135億円(同31.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益83億円(同34.7%増)だった。店舗面では、7店舗を新規出店した。既存店改装は6店舗で実施した。23年度末店舗数は、静岡県106店舗、愛知県55店舗、三重県48店舗、滋賀県6店舗、岐阜県8店舗、神奈川県16店舗、山梨県1店舗の計240店舗となった。

 営業面では、時間帯に応じた品揃えを強化や鮮度・出来たて商品の訴求に注力した。デリカの拡充や冷凍食品の品揃え拡大に向けた冷凍ケースの入れ替えを63店舗で実施し、成長カテゴリー商品の販売を強化した。節約志向に対しては、火水曜市や感謝デーといった得意日の販促強化とともに、プライベートブランド「トップバリュ」の展開強化のほか、食べ切り・使い切りに適した小容量商品の品揃え拡充に取り組んだ。また、レジ精算の利便性向上やレジ業務の削減に向けてキャッシュレスセルフレジを79店舗で導入し、導入店舗数を計230店舗まで拡大した。このほか、気象予測データを活用した生鮮食品の自動発注支援システムを全店舗の農産部門に導入し、発注精度の向上による在庫量の適正化を図るとともに、発注業務の負担軽減による生産性の向上に取り組んだ。

 商品面では、地域に根ざした商品「じもの」の取り組みとして、「じもの商品大商談会」をリアルとオンラインで同時開催し、店舗従業員が選定した商品を自店で展開し品揃えを拡大した。また、「ちゃんとごはん」(健康的な食生活の提案や食事バランスを考慮した弁当・総菜の紹介)の取り組みでは、3拠点目となる「ちゃんとごはんSTUDIO」を開設し、食と健康に関する情報発信や料理体験の場を拡大した。24年度の連結業績は、営業収益3770億円(23年度比 2.8%増)、営業利益137億円(同1.6%増)、経常利益136億円(同0.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益84億円(同1.0%増)を見込んでいる。

代表取締役社長 兼 社長執行役員 : 作道 政昭

売上高売上高
総利益率
売上高
営業利益率
売上高
販管費率
売上高
経常利益率
売上高
当期純利益率
366,742百万円26.9%3.6%25.3%3.6%2.2%

決算期:2024年2月 / 連結

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