[27日 ロイター] – 米コーヒーチェーン大手スターバックスが27日発表した第4・四半期(7─9月)決算は、既存店売上高が大幅に増加した。パンデミック(世界的大流行)禍で遠のいていた客足が戻り始めているという。
第3・四半期(6月27日まで)の世界の既存店売上高は73%増加。市場予想は69.4%増だった。会員制プログラム「リワード」のアクティブ会員数は48%増の2420万人となった。
地域別では最大の成長市場である中国の既存店売上高が19%増。米国が83%増となった。
特定項目を除く1株利益は1.01ドル。前年同期は0.46ドルの赤字だった。
第4・四半期の既存店売上高は18─21%増加すると予想。米州および海外部門での好調が見込まれるという。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は17.5%増だった。
2021年度通年については、中国の売上高が18─20%増加すると予想。従来予想の27─32%増から下方修正した。海外売上高の伸び率予想も25─30%から15─17%に引き下げた。
時間外取引で株価は3.6%下落した。