H2O、イズミヤや阪急オアシスの減損計上で131億円の最終赤字に、20年3月期

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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イズミヤ
1月に発表した従来予想では、50億円の最終黒字を見込んでいたが、消費増税や暖冬、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で、売上高は前期比3.2%減の8972億円、営業利益は45.3%減の111億円だった。

 エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングの2020年3月期連結決算は、イズミヤの構造改革費用38億円や阪急阪神百貨店、阪急オアシスの店舗の減損損失141億円など合計で228億円の特別損失に計上したことから、131億円の最終赤字(前期は21億円の黒字)に転落した。

 1月に発表した従来予想では、50億円の最終黒字を見込んでいた。消費増税や暖冬、新型コロナウイルスの感染拡大などの影響で、売上高は前期比3.2%減の8972億円、営業利益は45.3%減の111億円だった。従来予想をそれぞれ307億円、48億円下回った。

 イズミヤは衣料品・住居関連の売り場縮小とテナント化、阪急オアシスとの一体運用による食品部門の強化などを図っているが、収益の回復は進んでおらず、売上高は既存店ベースで6.6%減、営業損益は31億円の赤字と赤字幅は19億円膨らんだ。阪急オアシスも既存店が4.8%の減収と苦戦、営業利益ベースで収支とんとんだった。

 イズミヤは店舗の減損や早期退職割増金など116億円の特別損失を計上。阪急オアシスも14年度以降に出店した店舗を中心に47億円の減損を計上した。イズミヤと阪急オアシスを含む食品事業の営業損益は25億円の赤字(前期は4億円の赤字)だった。

 主力の百貨店事業も売上高は4.3%減の4732億円、営業利益は35.9%減の114億円と減収減益だった。

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