生協売上高ランキング2022 減収目立つも19年度比では大幅増

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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 コロナ禍で生協は宅配事業の好調により業績が大きく伸長。前回はランクインした生協の9割以上が増収・増益だったのに対し、今年度はその反動減もあって減収や減益となっている生協が目立つ。日本生活協同組合連合会(東京都:以下、日本生協連)によると、全国主要地域生協の2021年度の全体の供給高(小売業の売上高に相当)は対前年度比1.1%減の3兆922億円となった。しかしコロナ前の19年度との比較では宅配事業は同14.8%増、店舗事業も同3.4%増と高止まりしている。

コープみらい
競争激しいエリアで事業運営するコープみらいは近年、生協が課題とする若年層へのアプローチを強化し、注文サイトの利便性向上やSNSキャンペーンの実施などに積極的に取り組んでいる。

 上位生協を見ると、首位のコープみらい(埼玉県)の売上高は同2.2%減の4364億円。競争激しいエリアで事業運営する同生協は近年、生協が課題とする若年層へのアプローチを強化し、注文サイトの利便性向上やSNSキャンペーンの実施などに積極的に取り組んでいる。

 2位のコープさっぽろ(北海道)は、売上高が

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ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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