ミニストップ、イオングループ店舗へ商品供給を増やすねらいは?【21年度下期商品政策】

「ダイヤモンド・チェーンストア」記者:若狭 靖代(ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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イオングループの強みを生かした施策も

 イオングループ傘下の強みを生かしたブランド認知向上と、商品強化も実施する。具体的には、上期はグループ内の食品スーパーへ、ミニストップブランドの乳飲料や菓子類を供給。顧客への接点を増やすことで来店の動機づけとしたい考えだ。下期はさらに取り扱い事業会社の拡大をめざし、上記のソフトクリームや「やみつキッチン」シリーズを展開した商品の供給も視野に入れる。

 他方、ミニストップ店舗ではイオンのプライベートブランドである「トップバリュ」の取り扱いを拡大する。コロナ禍で注目の集まったプロテインバーや、代替肉製品など健康軸での強化と、節約思考への対応がねらい。とくに、ブランドコミットメントの低い商品で積極的に導入し、店舗利益の改善につなげる。

 ほか、店内調理弁当の販売店舗拡大や、イオンの電子決済「WAON」が利用可能なミニストップアプリの提供による利便性向上なども実施する。スイーツ関連の面白い取り組みとしては、来年4月に導入見通しのプラスチック製使い捨てスプーンなどの有料化に備え、「スイーツ用食べられるスプーン」を開発中だという。詳細はまだ未公表だが、「商品価格への転嫁などは起こらないようにしたい」とミニストップ取締役 商品本部長の仲澤光晴氏は話した。

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