カインズとコーナン商事は従業員を対象に、ワクチンを接種する際に特別有給休暇を付与すると発表した。
いずれも、対象はアルバイトを含む全従業員で、期間は2022年2月末まで。ワクチン接種1回につき1日の特別有給休暇を付与し、2回のワクチン接種を想定し、対象期間中に最大2日取得できる。
カインズは、制度導入前の新型コロナワクチン接種日に取得した有給休暇についても特別有給休暇への振替を可能とする。また職場におけるワクチン接種についても検討を進めているという。
小売業の従業員は不定期の休暇を取ることが多い。2回目のワクチン接種の場合、1回目から決められた期間に行わなければならないことが多い。接客を主とする業務内容のため、小売業はできるだけ早く従業員のワクチン接種を済ませることで、顧客に安心と安全を提供したい考えだ。
同様の取り組みは、カインズのグループ会社ベイシアや、コストコでも行うことを発表している。また政府も、職域での接種会場提供なども後押ししており、今後ワクチン接種に取り組む小売業が増えると思われる。