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ニトリHD、25年までに物流網を再構築、第1弾は石狩市の新DC

ニトリの来年5月完成予定の石狩DC(仮称)の完成イメージ
来年5月に完成予定の石狩DC(仮称)は石狩湾新港に近く、海外調達品の物流効率向上が見込まれる

 ニトリホールディングス(HD)は2025年までに国内物流拠網の再構築を進める。今後の出店加速やネット通販需要の拡大に対応するため、入出荷機能の拡充を図る。また、商品輸送に伴う二酸化炭素排出量の抑制やコスト削減につなげる。

 第1弾として、北海道石狩市で5月24日、延床面積7万6786平方メートルの「石狩DC(仮称)」を着工する。完成は2022年5月末を予定する。札幌市内にある既存の「札幌DC」は、建屋の増設や外部倉庫の賃貸借などによって物量の増加に対応してきたが、石狩DC完成後は機能を移転する。

 石狩DCは石狩湾新港の至近に位置しており、海外生産しているプライベートブランド商品などの物流効率が高まる効果も期待できる。ニトリで扱う品目数の90%以上は海外から調達している。