活性化する観賞魚用市場、国内屈指の企業グループ「カミハタ養魚グループ」の取り組みとは?

ダイヤモンド・ホームセンター編集部
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キョーリンフード工業株式会社

国内観賞魚業界初のISO22000を取得

キョーリンフード工業株式会社の工場
国内観賞魚業界初のISO22000を全3工場で取得

 国内3工場で、安心・安全性に優れた信頼あるフード約7 0 0 種類を製造する。2020年には、国内観賞魚業界初のISO22000を全3工場で取得している。コロナ禍では原料確保が課題となったが、従来から仕入れ先を分散するなど、継続的な努力を続けてきた結果、安定した原料確保に成功。またISO22000取得に取り組んできた結果、品質を落とすことなく増産に取り組み、他社輸入品が欠品するなか、欠品回避することができた。

株式会社キョーリン

世界60の国と地域で愛されてきた「Hikari」ブランド

「Hikari」ブランドに代表される同社の商品ラインアップ
「Hikari」ブランドに代表される同社の商品ラインアップ。ワールド・ブランディング・アワーズのペット部門で「ブランド・オブ・ザ・イヤー」を受賞している

 初心者からプロまで幅広い観賞魚用飼料を取り扱う国内シェアNo1 観賞魚フードメーカー(※国内シェア55.2%:2020年実績。「富士経済2021年ペット関連市場マーケティング総覧」より)。お祭りで入手した金魚から、メダカ、熱帯魚、カメなど、また世界一の錦鯉を育てるプロ生産用までお客さまのレベル・ニーズに合わせた飼料を販売する。

 関東と関西に物流センターを構え、品質が変わらないように定温倉庫等も完備。徹底した品質管理でお客さまに商品を届ける。同社の「Hikari」ブランドは世界約60の国と地域で販売されている。

 2019年には国内観賞魚業界で初めて、ワールド・ブランディング・アワーズのペット部門で「ブランド・オブ・ザ・イヤー」を受賞している。

山崎研究所 グループ共同の研究施設

プロジェクトごとにグループ3社を横断するかたちで連携を行っている。

山崎研究所グループ共同の研究施設
グループ3社の共同研究施設として2001年に設立。445本の試験用水槽を設置し、多くの生体を用いた試験研究を実施する

山崎研究所グループ共同の研究施設

 グループ3社共同の研究所として、観賞魚の栄養学、魚病学、ろ過、水槽環境などに関する基礎研究を行っている。これまで経験則で語られることの多かった観賞魚を科学的に検証し、新たな知見に基づいた新商品の開発を行っているほか、魚病診断や飼料の分析などの業務を担っている。

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