売上トップ級の旗艦店を大改装、アル・プラザ草津の最新売場づくりを徹底解説!
平和堂は、全社で売上高1、2位を競う基幹店、アル・プラザ草津(滋賀県)を全館リニューアル、4月21日にグランドオープンした。直営の食品、衣料・住居関連では、新たな品揃え、売場づくりにチャレンジしたほか、人気テナントも誘致、集客力の強化を図った。
20年から順次、改装進める
アル・プラザ草津は、滋賀県最大級のショッピングセンター(SC)「エイスクエア」内に店舗を構える。JR西日本東海道本線「草津」駅から北西350mの場所に立地、開業は1996年3月。SCにはホームセンターや衣料チェーンなどが入っている。
アル・プラザ草津は地上4階建てで、売場は1、2階の多層構造、3、4階は駐車場。総売場面積は7655坪、内訳は直営ゾーン5593坪(うち食品680坪)、テナントゾーン2062坪となっている。
JRを挟んだ反対側、草津駅東口すぐには近鉄百貨店や複数の食品スーパー(SM)があるなど賑わっている。さらに商圏内には有力SCも点在、南西約5㎞には「イオンモール草津」(2008年11月開業)が営業する。
感度の高い消費者も多く居住する環境にあり、平和堂では、基幹店のアル・プラザ草津を定期的に改装、活性化を図ってきた。直近では、多様なニーズやライフスタイルの変化を受け、20年から品揃え、売場を順次、変更。そして今回、店舗にいくつもの魅力を付加するテコ入れを行い、グランドオープンにいたった。
平和堂がめざす姿は「地域密着のライフスタイル総合(創造)企業」。そのもと、重要テーマ「健康・子育て・高齢者」にとって、買いやすい売場づくりを進める。さらに「100年企業」をにらんで現在は、30~40代の年齢層からの支持獲得をめざしている。
草津市は、若いファミリー層も多いエリアであるため、ここでの取り組みの成否が今後の事業展開に大きく影響するといっても過言ではない。
店舗営業本部の平塚善道本部長(取締役上席執行役員)は
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