セブン&アイ、内部通報制度で消費者庁の認証、小売業で初めて
セブン&アイ・ホールディングス(HD)はグループの内部通報制度について、消費者庁の認証制度に登録した。8月30日時点で消費者庁の内部通報制度認証(自己適合宣言登録制度)に登録している事業者は伊藤忠商事や日立製作所、三菱UFJフィナンシャル・グループなど22社だが、小売業ではセブン&アイHDが初めて。同社は7月19日付けで登録した。
内部通報制度認証は、消費庁が2016年12月に公表した民間事業者向けガイドラインと事業者の制度を照らし合わせ、同ガイドラインに適合している場合、WCMS(Whistleblowing Compliance Management System)認証マークの使用を許される。
セブン&アイHDの内部通報制度は、01年9月にイトーヨーカ堂から始まった。現在は「グループ共通従業員ヘルプライン」として、グループ27社の従業員だけでなく退職者や従業員の家族、取引先からも通報を受け付けている。18年度には1226件の通報があった。