平和堂23年2月期上期決算は減収減益 積極投資により通期業績予想を下方修正
ネットスーパー開始後もリアル店舗の存在意義を追求
また、システム投資の一環としてネットスーパーの開始を発表。具体的な店名は公表されなかったが、まずは京阪エリアの1店舗 で実証実験を行い、置き配と店舗受け取りの2パターンで対応する。そこで利用動向やお客のニーズを把握し、今後他店舗でも展開していく考えだ。
平松社長は 「ネットスーパーを開始したのは、あくまで多様なニーズに応えるため」と語った。平和堂はこれまで、買い物代行サービス「ホームサポートサービス」を実施してきた。ネットリテラシーの低い高齢者に向けて、電話・ファックスで注文を受け付け、商品を届けるというものだ。同サービスもネットスーパーと並行して引き続き運用するという。
さらに、「ネットスーパー開始後も、リアル店舗に来て楽しさを感じてもらうことを重要だと考える」と平松社長は語り、今後、店舗が「地域サロン」としての役割を担い、交流の場としての付加価値を高めていく考えだ。