ヤマダデンキが大塚家具を吸収合併、5月1日付けで
ヤマダホールディングス(HD)は2月14日、家電量販店子会社のヤマダデンキと家具専門店子会社の大塚家具を合併すると発表した。5月1日付けでヤマダデンキが大塚家具を吸収合併する。
ヤマダHDは2019年12月、経営不振が続いていた大塚家具を子会社化、21年9月には株式交換方式で完全子会社化した。これまで、ヤマダデンキの店舗で大塚家具の商品を販売したり、大塚家具の店舗で家電製品を取り扱ったりするなど、両社は連携を深めてきた。
大塚家具からヤマダデンキおよびヤマダHDに社員を出向させ、家具・家電の販売ノウハウを互いに習得するなど、両社は人材育成にも取り組んできた。合併によって経営資源をヤマダデンキに集約、家具・インテリアと家電の組み合わせ販売や業務の効率化を進める。
売上高はヤマダデンキが6097億円(21年3月期)、大塚家具が277億円(21年4月期)。両社はヤマダHDの完全子会社のため、連結業績への影響は軽微と見込まれる。