おにぎりの販売再開=偽装防止へ対策強化―ミニストップ

時事通信社

店内調理品の販売再開を受け、ミニストップの店頭に並べられたおにぎりや総菜
〔写真説明〕店内調理品の販売再開を受け、ミニストップの店頭に並べられたおにぎりや総菜=15日午後、千葉市(時事通信社)

 ミニストップは15日、消費期限の偽装問題を受けて中止していた店内調理のおにぎりなどの販売を、千葉市内の2店舗で再開した。監視カメラを店内の調理場に設置し、ラベルの管理を徹底するなどの再発防止策を実施した。今月中に約60の店舗での販売再開を目指しており、11月以降は準備が整った店舗に対象を広げる。

 一連の問題では、担当者が製造から時間が経過した後にラベルを貼ったり、販売後に貼り替えたりして消費期限を偽装していた。再発防止策では、製造時間外にラベルを貼ると本部に通報される仕組みを整え、不正が疑われる場合は本部の責任者らがカメラの記録で担当者の行動を確認する。おにぎりや弁当、総菜の種類も従来の3分の1程度に減らし、品質管理の負担を軽減する。

 ミニストップは15日、販売を再開した千葉市内の店舗を報道陣に公開した。堀田昌嗣社長は記者会見し、「不正を忘れることなく、おいしい商品を提供できるよう取り組む」と述べた。  

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