7月消費支出、1.4%増=3カ月連続、食料は減少―総務省

時事通信社

築地場外市場周辺を歩く人
〔写真説明〕築地場外市場周辺を歩く人=8月22日、東京都中央区(AFP時事)

 総務省が5日発表した7月の家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は30万5694円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.4%増加した。プラスは3カ月連続。自動車の購入や電気代が増加した一方で、食料は節約志向を背景に2カ月連続で減少した。

 自動車等関係費は、自動車購入の増加で28.5%増と大幅に伸びた。総務省は「変動が大きい品目だが、前年の認証不正の反動もある」と説明した。また、光熱・水道は4.8%増。このうち電気代は気温上昇の影響で11.0%増えた。

 一方、食料は1.8%のマイナス。備蓄米を含むブレンド米などの購入が進んだコメは20.0%減少した。外出機会が減ったことが影響し、外食も1.1%減となった。ただ、アイスクリームやシャーベット類の購入は伸びた。

 このほか、ご祝儀や見舞金といった贈与金が減り、交際費は17.1%のマイナスとなった。 

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態