〔海外決算〕中国アリババ、2%増収=国内ECの競争激化―4~6月期

【上海時事】中国電子商取引(EC)大手アリババ集団が29日発表した2025年4~6月期決算は、売上高が前年同期比2%増の2476億5200万元(約5兆円)だった。即時配達部門への投資などが影響し、調整後EBITA(利払い・税引き・償却控除前利益)は14%減の388億4400万元にとどまった。
国内EC関連収入は10%増の1400億7200万元。アリババは国内でECの淘宝(タオバオ)や天猫(Tモール)のほか、フードデリバリー「餓了麼(ウーラマ)」など即時配達事業を展開しているが、美団や京東、低価格ECのPDDなど同業と激しいシェア争いを演じている。消費低迷もあり、利益率が下がっている。
一方、海外EC関連は19%増の347億4100万元と好調。アリババは人工知能(AI)開発に力を入れており、クラウドサービス部門も26%増と力強い伸びを継続している。





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