U.S.M.Holdings、第1四半期決算は大幅増収


マルエツ
写真gettyimages/winhorse

 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都)が7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算(連結2025年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比33.4%増の2,343億2,200万円、営業利益が7億4,700万円、経常利益が183.6%増の5億6,500万円となり、大幅増収、営業・経常利益も大きく伸長した。

 グループの第1四半期の業績は、既存店の客数回復に加え、新たに統合した いなげや の業績などが大きく寄与。連結ベースでは前年同期から大幅に改善した。また、売上総利益も34.2%増の654億7,100万円と堅調に推移した。

 一方、物価上昇や競争激化への対応として、加工食品を中心に価格据え置き施策を継続。売上総利益率は前年同期を若干上回り28.51%となったが、想定した水準を下回った。販管費は、労務費・水道光熱費・物流費の上昇が影響して31.7%増と大幅に増えたが、営業・経常利益で増益を確保した。

 グループ子会社のマルエツは、来店客数と客単価が前年同期を上回って増収。単体の営業収益は3.3%増の1,003億5,600万円と1,000億円を超えた。

 カスミは、客単価が前年同期を上回ったことで増収となったものの、価格政策強化の影響で売上総利益率が前年同期を下回ったことに加え、労務費を中心に販管費が増加したため、営業利益は減益。単体の営業収益は2.6%増の692億4,500万円となった。

 マックスバリュ関東は、客単価が前年同期を上回って増収となり、営業利益は前年同期並みを確保。単体の営業収益は1.4%増の110億7,800万円。

 いなげやは、来店客数・客単価がともに増加して増収を達成。単体の営業収益は533億4,000万円となった。

 2026年2月期の連結業績については、営業収益で20.8%増の9,798億円、営業利益で84.0%増の110億円、経常利益で77.5%増の109億円を見通し、営業収益・利益とも大きな伸びを予想した。

関連記事ランキング

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態