〔海外決算〕中国アリババ、７％増収＝決済手数料収入が貢献―１～３月期

　【上海時事】中国電子商取引（ＥＣ）大手アリババ集団が１５日発表した２０２５年１～３月期決算は、売上高が前年同期比７％増の２３６４億５４００万元（約４兆８０００億円）だった。主に決済手数料収入が増えたことによるものという。正常収益力を示すＥＢＩＴＡ（利払い・税引き・償却前利益）は３６％増の３２６億１６００万元。

　淘宝（タオバオ）など国内ＥＣ関連収入は９％増の１０１３億６９００万元だった。海外ＥＣ関連は２２％増の３３５億７９００万元で、持続的な成長を達成した。クラウドサービスは１８％増。これに対し、物流部門の「菜鳥（ツァイニャオ）」は１２％減。

　２４年度通期決算（２４年４月～２５年３月）は、売上高が前年比６％増の９９６３億４７００万元。ＥＢＩＴＡは５％増の１７３０億６５００万元だった。