ローソン、書店のない愛媛県内子町に「LAWSONマチの本屋さん」オープン、四国初出店

ローソン(東京都)は4月1日、愛媛県喜多郡内子町に「ローソン内子五十崎インター店」をオープンした。書店併設型の「LAWSONマチの本屋さん」としては四国初の出店となる。
同店は、昨年9月に閉店した書店跡地に出店。町内に書店がない中で、弁当・おにぎりなどの通常のコンビニ商品に加え、約7,000タイトルの本や雑誌を取り扱う。
ローソンは2014年から、地域の書店とコラボした「書店併設型店舗」を展開している。2021年からはトーハン(東京都)と連携し「LAWSONマチの本屋さん」を展開。今回の店舗で14店舗目となり、書店とのコラボ店舗を含めると、書店併設型の店舗は計31店となる。
2000年代以降、書籍のオンライン販売や電子書籍の普及により、全国の書店数は減少傾向にある。一般社団法人日本出版インフラセンターによると、2024年12月時点で全国の書店数は10,568店と10年前より約3割減少。愛媛県でも同様に約3割減少し112店となっている。
また、一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)の調査では、書店が一つもない無書店自治体は全国で27.9%、1書店以下の自治体は47.7%にのぼる。
これまでに開店した「LAWSONマチの本屋さん」では、雑誌カテゴリーの売上が全国のローソンの平均の約15倍となる店舗もあり、好評を得ている。ローソンは今後も地域の利便性向上に向け、書店併設型店舗の拡大を目指す。
【店舗概要】
店名:ローソン内子五十崎(うちこいかざき)インター店
所在地:愛媛県喜多郡内子町内子1163
売場面積:228.63㎡(うち書店部分71.86㎡)
営業時間:24時間
主な取り扱い(通常コンビニ商品):弁当、おにぎり、調理パン、デザート、ベーカリー、ファストフード、まちかど厨房、飲料、日用品など
本・雑誌・書籍の取り扱い:雑誌、コミック、絵本、文庫本、小説、ビジネス書、新書など、約7,000タイトル