アサヒビール、7年ぶり新ブランド=「ザ・ビタリスト」、4月発売

アサヒビール(東京)は21日、新商品「アサヒ ザ・ビタリスト」を4月15日に発売すると発表した。標準的な価格帯のビールとしては7年ぶりの新ブランドで、爽やかな苦味とすっきりした後味が特徴。2026年10月に控えるビールの減税に向け、需要の取り込みを図る。
主力の「スーパードライ」でも使用しているビール酵母を使い、キレのある味わいに仕上げた。ビールの新ブランドは18年発売の「アサヒ グランマイルド」以来。店頭想定価格は350ミリリットル缶が237円前後で、25年は200万ケース(1ケース=大瓶20本換算)の販売を目指す。
26年のビール類の酒税一本化に向け、各社はビール事業を強化している。キリンビールは4月から、これまで家庭用の缶のみだった「晴れ風」を飲食店向けにも展開。サントリーは、主力の「サントリー生ビール」のブランドデザインや味わいを刷新している。